当園で実際におきた、とってもうれしい出来事です。

2002年10月25日。晴天の空に500個の風船が空高く舞い上がりました。
兵庫県美嚢郡吉川町立中吉川小学校の生徒さんが「にこにこ学習(総合的な学習の時間)」の発表の場として催した「フラワーフェスティバル」のフィナーレを飾り、子供達が育てた花の種を風船に付けて大空へ飛ばしたのです。
かんじがよめない人はここをおしてね
*風船は環境に優しい土に返る素材で出来ているそうです

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中吉川小学校ホームページhttp://www.hyogo-c.ed.jp/~nyokawa-es/

その中の1個がはるばる愛知県海部郡蟹江町の当社農場内にあるおばあちゃんのお庭に無事たどり着く事が出来ました。、

*きれいな色にさかせてくださいね。と書かれた袋の中には種が入っていましたので、早速飛ばしてくれた「中西君」にお返事を書いて、種を蒔きました。

風船は糸から先はやぶれてしまい、袋も長かった旅の苦労を思い起こさせます。

その時におばあちゃんが送ったお手紙です。その他にも各地から風船が届いた事を知らせるお便りが小学校に寄せられ、同校ホームページに掲載されています。

中西君こんにちわ。わたしは77さいになるおばあちゃんです。
わたしの家は、名古屋からくるまで1じかんぐらいかかる町です。白内しょうというびょうきで名古屋のびょういんににゅういんして、よくなり、今日たいいんしました。いえの「にわ」で草取りをしていたら、「かま」のさきに糸がひっかかり、中西君のなまえのかいたてがみと、水色のふうせんでした。ふうせんはやぶれて、まるで「たこ」の足のようでした。きれいな花をさかせてくださいとかいてありましたので、中をあけたら花のたねがはいっていました。うれしくなって、さっそく「うえきばち」にまきました。さむくなってきたので、おんしつの中にいれました。私は花がだいすきです。どんな花がさくのかたのしみです。いつごろふうせんをとばしてくれましたか。うちの人にみせてはなしをしたら、とおいところをよくとんできたなーと、みんなびっくりしていました。 「たから」ものをもらったようにうれしくなりました。「め」がでたらお知らせします。ありがとうー。クラスのみなさんによろしく。


中西君からおばあちゃんに届いたお手紙です。

すみ子おばあさんへ
おばあさん こんにちは。今日学校で、先生からお手紙をもらいました。遠くからおくってきてくれて、ありがとうございました。
おばあさんが花のたねをうえてくれてとてもうれしいです。
10月25日に学校でフラワーフェスティバルという、行事がありました。その時、みんなで花のたねをつけた風せんをとばしました。
みんなでそだてた花のたねです。何の花がさくか、楽しみにしていて下さい。                          さようなら。

そして、その時に蒔いた種が花を咲かせました。

蒔いた種からはえてきたのは、 「マリーゴールド 」
元気いっぱいの、子供達のように、虫や病気に強い丈夫なお花です。
お花の咲く季節よりは早いのですが、 ガラスの温室の中で育てましたので、こんなに早く花を見る事が出来ました。

「当園から一言」
おもいがけず、大変暖かいプレゼントを 頂きありがとうございました、そして当園のホームページに掲載させていただく事を快くご理解くださった、関係者の皆様に重ねて感謝いたします。

小さなお花の種の中には、命の力がいっぱいに詰まっています。
こうして、土の中からひとりでに芽を出しりっぱなお花を咲かせる事が出来るからです。

この風船を飛ばした子供達も、この種のように広い社会の中へ飛び出して行く日が、いつかやってくるのでしょう。子供達の命の力も無限に詰まっていますが、彼らを静かにやさしく見守ってくれる社会がそこにあることを、心より願っています。

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