学名
 科名
 和名
 流通名
 属名
 原産地
 出荷時期
 開花期
 性状

Mussaenda parviflora
アカネ科
コンロンカ(崑崙花)

ハンカチの花
コンロンカ属
種子島〜台湾
5月〜7月
通常5月〜9月(温度があれば四季咲き)
常緑半蔓性低木
栽培品種一覧

*ここでご紹介する品種名や掲載した内容につきましては、さまざまな図鑑や園芸雑誌・種苗会社から提供された資料等を元に掲載しています。これらの名称を参考にしたり引用にあたっては、全て個人の責任においてご使用ください。ついては、それによってなんらかの不利益等が発生した場合も当園は一切の責任をお受けいたしませんのでご了承ください。 尚、新しい品種の情報やご指摘がある方はmailにてお受けいたしております。
この種は熱帯アフリカ・アジアおよび太平洋諸島原産で、約200種が知られている、直立性またはつる性の低木。5裂する「がく片」の1枚〜数枚が大きくなって花弁のように見えるが、この部分は「がく苞(がくほう)」と呼び、本当の花は枝の先端の真ん中で群がって咲き、小さい。
Mussaenda parviflora (ムッサエンダ パルウィフローラ)
コンロンカ
南西諸島〜台湾原産。 濃緑色の光沢のある葉と純白のがく苞が大変美しい品種。
生育はコンロンカの仲間ではやや遅めで小型の部類に入る。
剪定を繰り返す事で枝を出させる事ができますが、通常はややつる状に伸びるので自然ではまとまりにくい。
越冬温度は10℃くらい必要。

Mussaenda erythrophylla (ムッサエンダ エリトロフィラ)
ヒゴロモコンロンカ
熱帯アフリカ原産。常緑低木またはつる性。
国内では「サマーポインセチア」と呼ばれ夏場に流通することもあります。
コンロンカの仲間ではやや大型の品種で、冬はより高温を必要とします。当園では試験的な栽培にとどめ、現在のところ増殖はいたしておりません。

 

置き場所
夏は半日陰で、それ以外は日光の良くあたる風通しの良いところに置いた方が良く、日照不足になると徒長してつる状に伸びて、花が付きにくくなる場合があります。
高温性なので室内で越冬しますが、出来れば冬は10℃以上が理想です。
Point
新しく伸びた枝先に花を咲かせますので、咲き終わった花を剪定すると早く次の花が見れます。
微量要素欠乏をおこし葉が黄変しやすいので、肥料を与える時には微量要素入りの物を与えるか、別で活力剤などを与えると効果的。
肥料
初夏〜秋の生育中のみ3)緩効性肥料を1カ月に1回程度置き肥えするか、液体肥料を週に1回程度与えます。

3)肥料の効き方が、ゆるやかで長期間持続性のあるもの。
水やり
土の表面が白く乾いたら、鉢底から水がしみだす位たっぷりと与えてください。株に対して鉢が小さい場合は良く乾きますが、見た目より鉢土が乾くのに期間がかかります。
鉢植えの場合、できれば鉢土の表面だけでなく、お水をあげた時の鉢の重さを手で持って憶えておき、乾いたかな?と思ったら一度鉢を手に持って、軽いと感じるくらいになったら、お水をあげるようにすると、根腐れせずに水やりの管理が出来ます。この方法は他の鉢植えにも応用出来、根が調子を崩し始めた時や、植物の生理上お水の要求度が以前と違ってきた時などにいち早く気づく事が出来るので、お試し下さい。
冬の間の水やりは、温度を保てる場合を除きやや乾燥気味にして、鉢が凍るのを防ぐため天気の良い午前中に済ませましょう。受け皿には年間を通じて水をためないようにしてください。
植え替え・せん定
6月〜8月が植え替えの適期です。用土は市販の培養土ならピートモス・有機質の配合された用土をお選びください。理由は、ピートモスが配合された土の方が根の生育にはあっているように思います。そして先に述べたように微量要素欠乏症状をおこしやすいので、もみがらくん炭などの無土壌資材は少なめにし、有機質を配合すると自然に供給されるからです。
根詰まりした株は鉢土の底を少しだけほぐす程度に落としてひとまわり大き目の鉢に植替え、草姿が乱れている場合は株元から2〜3節残して切り戻します。販売している株は4)わい化剤が使われている事があるので、翌年は少し背が高くなる場合があります。

4植物の成長を抑制する働きのある薬品。
繁殖
せん定した切り枝は、今年延びた茎なら挿し木が可能です。2〜3節づつくらいに切ってピートモス・赤玉土・鹿沼土・バーミキュライトなどに挿します。 市販の発根剤等を用いるとより活着率がよくなりますが、発根から定植できるようになるには、やや期間を必要とします。

病害虫
ハダニ類が付きやすいので、時々葉の裏側を虫メガネなどでチェックして早期発見に努めて下さい。特に、
雨のかからない場所や室内で栽培している場合発生しやすいので注意が必要です。ハダニ類は市販の殺虫剤で駆除できますが、ダニは水が苦手なので水やりの時に、葉の表裏をかけ流すようにかけると、大発生を未然に防ぐ効果があります。

 
 直接このページに入った方は、こちらからホームへお戻りください